自転車のくだり続き

趣味に関していえば、私は自分でガチャガチャやりたい性分なのだろう。元となるスタンスがそうなのだから仕方がない。

「整備はショップに全て任せて、自分はロードバイクを乗り倒してタイム向上に全力をそそぐ」という方もおられる。スタンスが違う。

 

私は、ロードバイクDIY精神の塊で運用しようと決めた気がする。そんなことをいう一方で、電動の変則機構やらディスクホイールやらには全くついていけなかった。感性が衰えてきたため新しいものを受け付けにくくなったり、金やら時間やらを自転車に割けなくなってきた。

個人的な意見として、最先端の技術を維持整備するのは楽しそうである一方、趣味レベルの人間が得られる恩恵は薄そうだと思う。たとえどれだけ良い性能を有する自転車を得たとしても、快適な状況で移動するという面においては、公共交通機関や車のほうが全面的に勝つ。たまーにSNS上で、東京ー大阪のキャノンボールされる方を拝見して「おぉーすげー」と思うけど、私は新幹線で移動したい、ラクなので。

 

ロードバイクで移動しようと想定している距離が、人よりも小さいんだろう。念頭に移動手段がやってくる。ママチャリより便利で、原付よりは疲れる、この間にあるという感覚から抜けない。

 

もはやロードバイクを移動手段としてしか捉えていない以上、コスト面などの面から枯れた技術で構成したほうがよいのではなかろうか。

部品自体にかかるコスト、整備技術の学習コスト、総じてコストが低そうだ。

簡易な構成であってメンテナンスを自力で対応できるような自転車が望ましく、例えばフロント2段リア8段であって変速機構が簡素なものが良さそう。もはやフリクション式のダブルレバーとかにしたい。たまにホイールの触れ取りとかができればもうそれで十分ではなかろうか。